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2013年8月30日 (金)

女性の市場労働への参加を阻害する主婦の家事労働問題

◆主婦の家事労働がなぜ楽にならないか

主婦労働について、調査していく中で、「「お母さんは、楽になっていない」とい本に出会った。
R. S. コーワン著/高橋雄造訳
『お母さんは忙しくなるばかり――家事労働とテクノロジーの社会史』評者:榎 一江

これは意外である。全自動洗濯機、電気がま、電子レンジ、電気掃除機など、家電製品がどの家庭にも普及して、家事労働は楽になったはずである。その結果、時間ができたから、主婦はパートやアルバイト、或いは派遣社員など、市場労働に参加できるようになったのだと考えられていたからである。

日本の現状については、品田知美『家事と家族の日常生活―主婦はなぜ暇にならなかったのか』(学文社,2007)が参考となる。

◆家事労働の実態と本質を考え直す必要がある

両書は、女性の労働参加を、成長戦略の一環とするアベノミックス実現には、家事労働の実態と本質を改めて、考え直す必要があることを示している。とにかく主婦業が本当に楽になる必要があるわけだ。そのためには、主婦業の本質的な研究を行い、本当に主婦業を軽減する方法が明らかになること欠かせない。これまでの、家電メーカーなどによる家事の研究は、家事を細分化し、その個々を家電製品に置き換える式であった。ところが、家事労働は、個々に分断してモジュール化できない、複雑さを持っているという。個々の家事労働を研究するだけでは、主婦は楽にならないようだ。
これからの少子高齢化で、人口減少社会に入った日本にとって、主婦業の研究は喫緊の課題だということができよう。何しろ、何千万という人口減少が予想され、労働人口の不足が危惧されいる日本である。男女で家事分担するのも限界があるという。家事労働そのものを効率化し、女性の市場労働参加を促進する必要がある。

以下次号へ

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