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2012年9月

2012年9月16日 (日)

あらゆる面で弱みを見せる日本/どうする日本(その九)

あらゆる面で弱みを見せる日本/どうする日本(その九)

◆日本の強みと弱みを改めて再認識しよう

このところ、日本は国内的にも国際的にも思わしくない。領土問題が悪化、北方領土、竹島、尖閣諸島と相手に押し込まれている。これは外交下手だ、日米同盟が揺らいでいるからだ、日本の国力が落ちたからだ、など、マスコミでは原因探しが盛んである。
外交下手は昔からのこと、それを補ってなんとかやってこられたのは、日米同盟と、世界第二の経済力であったことは誰の目にも明らかだろう。ところが、この二つの日本の支えがおかしくなってきた。日米同盟は沖縄問題のこう着でギクシャクしている。頼みの経済力は中国に抜かれて第三位となり、どんどん水を開けられている。韓国も窮迫してきた。日本の強みであった家電業界は、韓国勢に押されて総崩れ状態である。象徴的なのはシャープの凋落である。日本のシンボル的存在だったシャープは、巨額の赤字に苦しみ、台湾企業に救いを求めている。
そして、いつまでも復興の姿が見えてこない東日本大震災の被災地、収束の見通しがつかない福島原発事故、そして電力不足である。その上、震災増税、消費税増税。円高。日本の将来の発展を抑えることばかりである。

◆さあ、どうする日本

これだけ日本が弱みをみてる中では、一つ一つの問題を考え対応していたりでは埒があかない。
そこで、原点回帰である。日本がこれまでやってこられたのには強みがあったからである。その強みとはなんだったのか、改めて日本の強みと弱みを分析することから始める他ない。

日本の弱み
一億を超える人口がありながら、国土が狭く、その上平地が少ない。食料の自給率が低い。資源がとぼしく、エネルギーの大半を輸入に頼り、原材料も海外に依存している。

日本の強み
決定的といえるほどの弱みがありながら、高度成長を遂げ、経済大国となったのは、日本人の勤勉さと、団結力、そして知力であった。
知力のバロメータと言える特許出願数では長く世界一を続けてきた。
ところが、米国に抜かれて日本は2位に転落した。さらに各国の特許当局が昨年1年間に受け取った特許出願数で、中国が日本を抜き世界2位になり、日本は3位に転落した。

◆世界の特許出願数の推移

 WIPOの「世界知的所有権指標2010年版」によると、世界中の特許当局への出願数は前年より7.2%増えて198万件。このうち、中国は39万1千件で前年より24.3%増え、日本を抜いた。2009年は2位だった日本は前年から1.1%減って34万4千件で3位。1位は米国で、前年より7.5%増えて49万件。4位が韓国で17万件、5位が欧州特許庁で15万件だった。

特許出願数の低落は、そのまま技術水準の低下や知力の減退を反映するものではないが、長期にこの特許出願数の減少が続くようだと、日本の誇る技術にも陰りが出ることが予想される。
このままでは日本の強みがなくなってしまうのではないか。
その原因を改めてえるべきであろう。以下、次号で。

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