無料ブログはココログ

« 原発事故は臭いものに蓋式の発想だ | トップページ | 安全思考に欠陥がある原発再稼働 »

2012年5月 8日 (火)

子供の数より質が問われる時代の子育て支援はこれでいいのか

◆子供の数が増えればそれでいいのか

子育て支援が論議を呼んでいる。出生率が低下し、人口減少社会に突入している日本。このままでは、高齢時代を支えるべき現役世代が減少し、年金、介護、生活保護、健康保険などの社会保障が危うくなる。だから、子供手当を増額することで、出生率を高めようというのだ。
しかし、ここで考えなければならないことがある。生まれてくる子供たちが増えれば、それでいいのかということである。

◆兵隊さんを育てるわけではない

昔の富国強兵時代だったら、子供は国の宝、兵隊さんであったから、「産めよ増やせよ」で人数が増えればよかった。
ところが今は、技術革新とイノベーションで経済を支える時代である。育つ人間の数がおおければよいのではない。人間の質が問われる時代である。
この育つ人間の質についての視点が欠けているのが現在の子育て支援である。教育にはじまり教育に終わるという人材育成策がなければ、意味がない。
いま、次世代を担うにはどんな人材が必要なのかを明らかにし、その人材を育成する教育法を確立することがなにより重要であろう。

◆考える力をつける教育が最も重要だ

国際化のために、英語教育を拡充することが考えられているが、もっと重要なことがある。それは、「考える力」を身につけることである。考える力をつける最も有効な方法は、数学である。高等な数学を習っても、それがそのまま社会に出てから役立つわけではない。習った数学そのものはその後すっかり忘れてしまうことだってある。
しかし、一旦数学を学び、頭を振り絞ることで、アタマの中に考える力が育ってくるという。一度育った考える力は、数学を忘れても消えることはない。
考える力こそ、次世代を支える若者に最も必要な力である。この数学教育の先進国といえば、インドである。その高度な数学教育は、多くのIT技術者を育て、さらに高度な思考や独創性が必要な様々な分野の人材を輩出しているという。
我が国も、英語教育以上に、数学教育の拡充を急ぐべきであろう。

« 原発事故は臭いものに蓋式の発想だ | トップページ | 安全思考に欠陥がある原発再稼働 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事