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2011年4月 8日 (金)

大震災復興を日本再構築の機会につなげよう

◆復興への行動を通して日本のあるべき姿を探索する

日本は、歴史的震災と津波、そして原発事故、さらに電力不足という、三重の危機にひんしている。どう活路を開いていったらいいのだろうか。

まず復旧、その後に、復興計画ということになるが、これだけ被災地が広範囲だと、被災地だけを考えていたのでは十分ではない。その復興は、これからの日本のあるべき姿を見据えたものであることが必要だ。

◆日本のあるべき姿を考える
日本のあるべき姿とは何かを考えるのに、近年の日本の軌跡をたどることで、その延長線を探ってみよう。すると、そこに、二つの方程式が見えてくる。

○自民党政権時代の方程式
長く続いた自民党政権だが、その柱は、底上げ戦術と景気対策であった。
その方程式は、
科学技術の発展→経済成長→国民生活に還元
である。
つまり、産業政策を優先し、産業界を潤すことで、間接的に国民生活の向上を促そうというものだった。この方程式は、1980年代までは、うまくいっていた。
ところが1,990年から1,991年にかけて株価と地 価のバブルは崩壊。経済成長が停滞、失われた20年になった。その間、公共事業による景気対策と、イノベーション促進による底上げ戦術を図ってきた。

この間、「科学技術創造立国」を目指した日本は、科学技術基本法のもと、第 1 期、第 2 期基本計画で 17 兆円と 24 兆円(実質 21 兆円)という膨大な資源を投入した。産学官連携ジャーナル Vol.2 No.3

しかし、その結果はどうだったか。失われた20年といわれるように経済は停滞したままである。科学技術創造立国の目論見も未達成といえる。そして積み上がったのは800兆円を超す財政赤字である。底上げ戦術は失敗し、格差など痛みを国民に与えることになった。愛想つかした国民は、とうとう自民党政権を見限った。

○民主党政権の方程式
歴史的な政権交代を果した民主党の方程式はどうなのか。
キーワードで表すと
「政治主導」 「生活が一番」 「直接給付方式」
しかし、財源不足が露呈し、マニフェスト実現が困難になった。そこで出てきたのが消費税の増税路線である。これが参院選で不評をかい、敗戦。政権運営困難になった。

民主党政権は、国も企業も余裕がない、という現実にぶちあたっている。国は財政赤字に、企業はグローバリズムの激烈な競争にあえいでいる。その中で、民主党政権は、社会保障と税の一体改革、TPPなどに活路を求めようとしている。

そこにまさに国難。東日本大震災、原発事故と電力不足である。傷んだ国、企業、国民生活をどうケアしていくか待ったなしである。民主党は活路を見いだせるのか。それができなけれ再び政権交代以外ないだろう。

◆あるべき姿が見えてこない
このように考えると、自民党、民主党のいずれの方程式にも、日本の未来のあるべき姿が見えてこない。つまり、現状とその延長線上に、日本の未来は拓けそうもない。
 すると残された道は、現状をブレークスルーすることしかない。では一体、何にブレークスルーの機会を求めたら良いのか?
 しかし、考えていただけではアイデアは出てきそうもない。それがあるなら失われた20年はなかったはずだ。
もう慎重に計画をたて、積極的に行動するという(PDCA:プラン→ドウ→チェック→アクト)は通用しないのだ。

 では一体どうするか、その方法が一つある。ブレークスルー型の行動である。つまり計画を立てるより「まず探索的行動」ありきである。まず行動、そしてその行動を通して学習することである。まず行動し、その行動からブレークスルーの機会を見付けることだ。

◆大震災復興の行動から日本のあるべき姿を思考する
 我々の前には、大震災の復旧、そして復興という待ったなしの行動が求められている。その大震災復興に国力の全て、国民の総力をかけることだ。国も、自治体も、企業も、そして一人ひとりの国民も、「いまなすべきこと」、「いまできること」を考え、行動に移すときだ。それぞれが、その行動を通して日本再構築の機会が何か思考するのだ。そうした中から、日本再構築のブレークスルーの機会が見出されるはずだ。

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